DTM作曲無料DAWソフトの決定版!コストをかけずに始める音楽制作の世界。おすすめランキング7選


DTMを始めた頃、私は何をすればいいのかわからず、ソフトの選び方すら迷っているうちに時間だけが過ぎていきました。DAWソフトは種類が多すぎて、初心者にはどれが自分に合っているのか見極めるのが困難です。「お金はかけたくないけど、しっかりした曲を作りたい」という気持ちは、DTMを始める多くの人が抱くものです。

この記事では、無料で使えるDTM作曲ソフトを7つ紹介します。あなたの目的やPC環境(Windows・Mac)に合わせて、最適な一本を見つける参考にしてください。

AppleのGarageBandから世界的なヒット曲が生まれた例は数多くありますし、かつては数万円で販売されていたCakewalk by BandLabが、今では全機能を無料で公開しています。Waveform 12 FreeやUniversal Audio LUNAのようなソフトも、プロの現場で使われるほどの機能を持っています。


DTM作曲無料DAWソフトをおすすめランキングで選ぶ前に知っておきたい基本

DTM作曲無料ソフトを選ぶ前に知っておきたい基本

DTMでの作曲を始めるにあたり、最も重要で、そして最も頭を悩ませるのが「作曲ソフト(DAW)」選びです。ここでは、具体的なソフトを紹介する前に、後悔しない選択をするための基本的な知識と判断基準を分かりやすく解説します。

  • 初心者でも迷わないポイント
  • お金を使いたくない人のための選択肢
  • 有料ソフトと無料ソフトの明確な違い
  • 遊びで作曲したいならどこまでできる?
  • WindowsとMac、対応ソフトの確認方法

初心者でも迷わないポイント

初心者でも迷わないポイント

DTM初心者が作曲ソフトを選ぶ際、多機能さやプロが使っているという評判だけで選んでしまうと、挫折の原因になります。大切なのは、自分の目的とレベルに合ったソフトを見つけることです。

最初のポイントは「目的の明確化」です。「ボーカロイドでオリジナル曲を作りたい」「歌ってみたの録音とミックスがしたい」「ゲームや映像で使うBGMを制作したい」「好きな曲を耳コピしてアレンジしたい」など、目的によって必要な機能は大きく異なります。

次に重要なのが「操作のしやすさ」です。直感的に操作できるか、画面の見た目が自分にとってわかりやすいかは、モチベーションを維持する上で重要な要素です。多くのソフトが体験版を提供しているので、実際にいくつか触ってみてフィーリングが合うものを選ぶのが現実的です。

また、利用者が多いソフトは解説動画やブログ記事がインターネット上に豊富に存在します。操作に詰まったときにすぐ解決策を見つけられるかどうかは、初心者にとって大きな助けになります。

お金を使いたくない人のための選択肢

お金を使いたくない人のための選択肢

「本格的な音楽制作はお金がかかる」というイメージは、もはや過去のものです。現在では驚くほど高機能な作曲ソフトが、費用をかけずに利用できるようになっています。

企業が高性能なソフトを無料で提供する背景にはいくつかの理由があります。まず無料版で自社製品の良さを体験してもらい、将来的に有料の追加音源や上位版DAWへアップグレードしてもらうというマーケティング戦略です。Cakewalk by BandLabのように、音楽プラットフォームを運営する会社がDAWを無料提供することで自社サービスのユーザーを増やすという目的もあります。

これらのソフトを使えば、楽曲のアイデアスケッチから本格的なレコーディング、ミキシング、マスタリングまで音楽制作の全工程を完結させることが可能です。趣味で楽しむレベルであれば、機能不足を感じることはほとんどないでしょう。

有料ソフトと無料ソフトの明確な違い

有料ソフトと無料ソフトの明確な違い

無料で始められるソフトが多数存在する一方、プロの現場では有料ソフトが主流です。両者の違いを理解しておくことは、目的に合ったソフトを選ぶ上で役立ちます。

最大の違いは「付属する音源とエフェクトの質と量」です。有料ソフトにはプロクオリティの生楽器音源や高品位なエフェクトプラグインが豊富に付属しています。無料ソフトでも基本的なものは揃っていますが、より多彩なサウンドを求めるなら、いずれ有料版が必要になる場面が出てくるかもしれません。

二つ目の違いは「機能制限の有無」です。無料版の中には同時に使用できるトラック数やプラグインの数に上限が設けられている場合があります。楽譜作成機能や高度なオーディオ編集機能が省略されていることもあります。

三つ目の違いは「メーカーサポート」です。有料ソフトは技術的な問題が発生した際にメーカーの公式サポートを受けることができます。仕事で音楽制作を行うプロにとっては不可欠な要素です。

有料ソフト・無料ソフト比較表

比較項目無料ソフト有料ソフト
初期費用0円数万円〜十数万円
付属音源・エフェクト基本的なものが中心高品質・大容量で多数付属
機能制限トラック数等に制限がある場合あり制限なし
メーカーサポート基本的になしあり
アップデート不定期または提供されない場合あり定期的に提供
安定性・信頼性比較的安定しているが自己解決が必要高い安定性

初心者がDTMの基本を学び、作曲の楽しさを体験するには無料ソフトの機能で十分です。まずは無料ソフトで基本をマスターし、自分のやりたいことが明確になった段階で有料版へのステップアップを検討するのが現実的な道筋です。

遊びで作曲したいならどこまでできる?

遊びで作曲したいならどこまでできる?

趣味や遊びで作曲を楽しむレベルであれば、無料ソフトでできないことはほぼないと言っても過言ではありません。

思いついたメロディを録音し、コードを付け、ドラムやベースを加えて楽曲として完成させるという一連の作業はすべて可能です。多くのソフトにはドラムパターンやベースラインなどのループ素材が付属しているため、楽器が弾けなくても、それらを組み合わせるだけでトラックを作ることができます。

完成した曲はMP3などのファイル形式で書き出して、YouTubeやSoundCloudに投稿することも可能です。ギターや歌の録音、音程の修正、エフェクトの追加といった編集も自由に行えます。

本格的に始めるときのための有料DAW比較はこちら。 ▶ DTM初心者向けDAWソフトおすすめランキング7選(有料版)

WindowsとMac、対応ソフトの確認方法

WindowsとMac、対応ソフトの確認方法

DTM作曲ソフトを選ぶ上で見落としてはならないのが、お使いのパソコンのOSに対応しているかどうかです。「GarageBand」はMac専用、「Cakewalk by BandLab」はWindows専用です。

気になるソフトを見つけたら、公式サイトの「システム要件」を確認する習慣をつけましょう。対応OSだけでなく、快適に動作させるために推奨されるCPU、メモリ、ストレージ容量も記載されています。DTMは多くの音を同時に扱うためPCに高い負荷がかかります。「最低動作環境」ではなく「推奨動作環境」を満たしているかを確認しておくことが、後々のストレスを防ぐ上で重要です。

すぐに始められるDTM作曲無料DAWソフトおすすめランキング7選

ここからは、いよいよ具体的におすすめのDTM作曲ソフトを7つ、厳選して紹介します。それぞれに独自の特徴と魅力があり、あなたの音楽制作の強力なパートナーとなってくれるものばかりです。なぜこのソフトがおすすめなのか、どんな人に合っているのかを、一つひとつ詳しく掘り下げていきましょう。

  • Waveform 12 Free:直感的でパワフルなDAW
  • Cakewalk by BandLab:プロ級機能が満載
  • Universal Audio LUNA:アナログサウンドを再現
  • GarageBand:Appleユーザーの最初の相棒
  • Cubase LE:定番DAWのエントリー版
  • FL Studio Trial:ユニークな制作フローを体験
  • Audacity:録音・編集に特化したDTM作曲無料ソフト

概要比較表

ソフト名対応OS最大の特徴こんな人におすすめ
Waveform 12 FreeWin, Mac, Linux機能制限がほぼない。ユニークなUIコストをかけずに本格的な機能を試したい人
Cakewalk by BandLabWin元・高級DAW。トラック数無制限などプロ級機能Windowsユーザーで高機能なDAWが欲しい人
Universal Audio LUNAMacUAオーディオI/F必須。アナログサウンドの再現性対象のオーディオI/Fを持っていて高音質を追求したい人
GarageBandMacApple製品にプリインストール。直感的で初心者向けMacユーザーのDTM入門者
Cubase LEWin, Mac業界標準Cubaseの機能制限版オーディオI/F等に付属。将来的にCubaseへ移行したい人
FL Studio TrialWin, Macパターンベースの制作スタイル。EDM/HipHopに強いループ主体で直感的にトラックメイクしたい人
AudacityWin, Mac, Linux音声の録音・編集に特化した波形編集ソフト歌ってみたの録音やポ

1位  Waveform 12 Free:直感的でパワフルなDAW

Tracktion社が開発する「Waveform Free」は、無料DAWの中でも特に機能制限が少ないと評されるパワフルな作曲ソフトです。有料版「Waveform Pro」の根幹部分をそのままに、一部の高度な機能を除いてほとんどの機能を無料で利用できます。

使用できるトラック数に制限がない点が特筆すべきポイントです。オーケストラのような大規模な編成や、多くの音を重ねる複雑なエレクトロニックミュージックの制作にも対応できます。

全ての操作が基本的に一つの画面で完結するユニークなインターフェースも特徴です。複数のウィンドウを行き来する必要が少なく、慣れればスピーディーに作業を進めることができます。VSTやAUといった汎用プラグイン形式にも対応しているため、無料・有料の音源やエフェクトを追加して機能を拡張していく楽しみもあります。

初期投資を抑えながらDTMを本格的に学びたい人にとって、Waveform 12 Freeは有力な選択肢です。

2位  Cakewalk by BandLab:プロ級機能が満載

「Cakewalk by BandLab」は、もともと「SONAR」という名称で数万円で販売されていたプロフェッショナル向けDAWです。開発会社の経営不振の後、音楽系プラットフォームを運営するBandLab社が資産を買収し、全機能を完全無料で公開しました。機能的には他の有料DAWと遜色がありません。

オーディオトラック・MIDIトラックともに作成数無制限で、伝説的なアナログ卓のサウンドを再現する「ProChannel」モジュールをミキシングコンソールに搭載しています。高精度なボーカル編集を可能にするピッチ補正ツール「VocalSync」や、コード進行を自動演奏する機能も標準装備です。

Cakewalk by BandLabは、付属する音源やエフェクトも豊富で、これ一つでほとんどのジャンルに対応できます。Windows専用である点だけ注意が必要ですが、Windowsユーザーで機能に妥協したくない場合の筆頭候補です。

3位  Universal Audio LUNA:アナログサウンドを再現

「LUNA」は、プロ向けオーディオインターフェースで高い評価を得ているUniversal Audio(UA)社が開発したDAWです。UA社のオーディオインターフェース「Apollo」または「Arrow」シリーズのユーザーのみが無料でダウンロードして使用できる点が特徴的です。

LUNAの最大の強みは、UA社が長年培ってきたアナログモデリング技術をDAWシステム全体に統合している点です。伝説的なミキシングコンソール「Neve」のサミング回路をシミュレートする機能や、アナログテープの質感を付加する機能により、デジタルでありながら温かく音楽的なサウンドを生み出します。

LUNAは、操作性はシンプルで、録音からミックスまでの流れをスムーズに行えるよう設計されています。Mac専用ですが、対象のオーディオインターフェースを持っているユーザーには、他のDAWでは得られないサウンド体験ができるソフトです。

4位  GarageBand:Appleユーザーの最初の相棒

Mac、iPhone、iPadといったApple製品のユーザーなら、GarageBandはすでにインストールされているか、無料でダウンロードできます。完全無料でありながら音楽制作に必要な基本機能をすべて備えており、直感的な操作性で世界中のDTM初心者に使われています。

付属している高品質なループ素材をタイムラインにドラッグ&ドロップするだけで、楽曲の骨組みが簡単に完成します。バーチャルセッションドラマー機能を使えば、リアルなドラムトラックを自動生成することも可能です。ギターやボーカルの録音、MIDIキーボードを使った打ち込みも手軽に行えます。

GarageBandで作成したプロジェクトはプロ向けの「Logic Pro」と完全な互換性があり、将来ステップアップする際もスムーズに移行できます。MacユーザーがDTMを始めるなら、まず触れてみるべき一本です。

5位  Cubase LE:定番DAWのエントリー版

「Cubase」は、ドイツのSteinberg社が開発する長年の業界標準DAWです。その機能を一部制限したエントリーバージョンが「Cubase LE」で、主にオーディオインターフェースやMIDIキーボードなどのDTM機材を購入した際に付属してくることが多いです。

機能制限版とはいえ、基本的な作曲・録音・編集・ミキシングには十分な機能を備えています。同時使用できるオーディオトラックは16、MIDIトラックは24までといった制限はありますが、一般的な楽曲制作であればこの範囲で事足りる場合がほとんどです。

Cubase LEは、業界標準であるCubaseと同じ操作感でDTMの基本を学べるため、将来的に上位グレードへアップグレードした際もスキルをそのまま活かせます。機材を揃える予定なら、Cubase LEが付属している製品を選ぶのは賢い選択です。

6位  FL Studio Trial:ユニークな制作フローを体験

「FL Studio」は、EDMやヒップホップ、トラップといったダンスミュージックのクリエイターから支持を得ているDAWです。私自身FL Studioを使っていますが、「FL Studio Trial」はその機能をほぼ全て試せる体験版で、使用期間に制限がなく永久に使い続けることができます。

心臓部となる「ステップシーケンサー」と「ピアノロール」は、リズムパターンを直感的にスピーディーに作成することに特化しており、このワークフローに魅了されてFL Studioを選ぶ人も多くいます。

ただし重要な制限があります。プロジェクトファイルを保存することはできますが、一度ソフトを閉じると保存したプロジェクトを再び開くことができません。Trial版はFL Studioの操作感を試したり、一気に曲を仕上げてオーディオファイルとして書き出す使い方に限られます。その独特な制作スタイルは、一度体験してみる価値があります。

7位Audacity:録音・編集に特化したDTM作曲無料DAWソフト

「Audacity」は、音声の録音と編集に特化した波形編集ソフトです。オープンソースで開発されており、Windows、Mac、Linuxで完全無料で利用できます。MIDIの打ち込み機能はないため、ゼロから楽器を演奏させて曲を作るDAW本来の作曲作業には向きません。

代表的な用途は「歌ってみた」の制作です。ボーカルの録音、不要部分のカット、ノイズ除去、リバーブの付加といったボーカルミックスの基本作業を手軽に行えます。ポッドキャストの編集や、レコードやカセットテープのデジタル化にも便利です。

Audacityは、CakewalkやGarageBandといったメインDAWと組み合わせることで、音声編集のプロセスを強力にサポートしてくれるサブツールとなります。

この記事の総まとめ

無料DAWソフトの選び方は、まず「何を作りたいか」を明確にすることから始まります。WindowsユーザーならCakewalk by BandLab、MacユーザーならGarageBandが入門として安定した選択肢です。EDMやトラックメイクに興味があるならFL Studio Trialの操作感を試してみる価値があり、録音・編集がメインならAudacityをサブツールとして組み合わせると制作の幅が広がります。

有料版との主な差は付属音源の質と量、およびメーカーサポートです。基本的な制作機能に大きな差はないため、まずは無料ソフトで作曲の楽しさを体験し、自分がやりたいことが具体的になった段階で必要に応じてステップアップを検討するのが現実的な進め方です。

OSの確認だけは必ず忘れずに。公式サイトのシステム要件で推奨動作環境を満たしているかを確認してからインストールしてください。

DAWを選んだらロードマップ全体の流れを確認しておきましょう。 ▶ DTM初心者が最短で進める始め方ガイド