DTMで作曲する多くの人が、ギターの打ち込みという大きな壁にぶつかります。時間をかけてフレーズを打ち込んでも、どこか機械的で生々しさが足りない。特に、キレのあるカッティングや繊細なアルペジオを再現しようとすると、その難しさに直面します。結局、打ち込みが面倒くさいと感じてしまい、楽曲制作のモチベーションまで下がってしまう…そんな経験はありませんか?
この問題を解決する唯一の方法は、あなたの楽曲のクオリティを劇的に引き上げる「質の高いギター音源ソフト」を導入することです。プロが使うレベルの音源を手にすれば、今まで悩んでいたのが嘘のように、まるで本物のギタリストがすぐ側で弾いてくれているかのような、生々しく表現力豊かなギターサウンドが手に入ります。
実際に、多くのDTMクリエイターが質の高いギター音源を導入したことで、「楽曲の説得力が全く変わった」「面倒だったギターパートの制作が一番楽しくなった」という劇的な変化を体験しています。なぜなら、今回ご紹介するおすすめのソフトは、ただ音が良いだけでなく、膨大な奏法パターンやリアルなノイズまで収録されており、圧倒的なリアリティを追求しているからです。
この記事では、数あるDTM用ギター音源の中から、プロの現場でも定番となっている製品を厳選し、ランキング形式で徹底比較します。それぞれの種類や得意なジャンル、サウンドの帯域特性まで詳しく解説するので、もう音源選びで迷うことはありません。
さあ、この記事を最後まで読んで、あなたの音楽を次のレベルへと引き上げる、最高のパートナーとなるギター音源を見つけ出しましょう。
この記事で分かること
- 膨大なギター音源ソフトの中から、あなたに最適な一本を見つけるための明確な基準
- 「打ち込みが面倒」な作業を劇的に効率化させる最新ソフトの機能
- ロック、ポップス、メタルなど、作りたい音楽ジャンルに特化したおすすめ音源
- プロが実践する、ギターサウンドをオケに馴染ませるための音作りのコツ
- 1 後悔しないギター音源ソフトの選び方|DTMのクオリティを上げる注目ポイント
- 2 DTMで定番!ギタリスト絶賛のおすすめギター音源ソフトランキング6選
- 2.1 1位 Ample Sound「AMPLE GUITAR」|あらゆるジャンルに対応する万能選手
- 2.2 2位 Native Instruments「SESSION GUITARIST」|即戦力のフレーズが満載
- 2.3 3位 VIR2「ELECTRI6ITY」|伝説的なエレキギターサウンドを再現
- 2.4 4位 IMPACT SOUNDWORKS「SHREDDAGE」|メタル・ロック特化型の重厚サウンド
- 2.5 5位 UJAM「Virtual Guitarist」|初心者でも簡単な操作性が魅力
- 2.6 6位 Prominy「Hummingbird」|アコギ音源の金字塔!リアルな表現力
- 2.7 【総括】DTMで使うべきギター音源ソフトはこれ!最新おすすめランキング7選のまとめ
後悔しないギター音源ソフトの選び方|DTMのクオリティを上げる注目ポイント

- まずは知っておきたいギター音源の「種類」と特徴
- 「打ち込みは面倒くさい」を解決!パターン演奏機能の重要性
- ファンキーな「カッティング」をリアルに再現するソフトの条件
- 制作したい音楽「ジャンル」に合わせたおすすめの選び方
- ミックスで差がつくギターの重要「帯域」と音作り
DTMでリアルなギターサウンドを鳴らすためには、まず自分に合ったギター音源ソフトを選ぶ基準を知ることが不可欠です。高価なソフトを買ったのに使いこなせなかったり、自分の作りたい音楽の方向性と合わなかったり、といった失敗は避けたいものです。
この章では、数ある選択肢の中から後悔しない一本を選ぶために、注目すべき5つの重要なポイントを誰にでも分かるように詳しく解説していきます。これらのポイントを押さえることで、あなたの楽曲制作のレベルを一段階引き上げることができるでしょう。
まずは知っておきたいギター音源の「種類」と特徴

ギター音源ソフトは、その音作りの仕組みによって大きく二つの種類に分けられます。それは「サンプリング音源」と「物理モデリング音源」です。どちらが良い・悪いというわけではなく、それぞれにメリットとデメリットが存在し、得意な表現が異なります。
DTMで理想のサウンドを手に入れるためには、まずこの二つの違いをしっかりと理解し、自分の制作スタイルや求めるサウンドに合った種類を選ぶことが最初のステップとなります。
サンプリング音源は実際の楽器の音を録音しているため非常にリアルですが、容量が大きく柔軟性に欠けることがあります。一方、物理モデリング音源は容量が軽くパラメータの自由度が高い反面、独特のクセが出ることがあります。それぞれの特徴を把握し、賢い音源選びを始めましょう。
種類 | 仕組み | メリット | デメリット | おすすめの用途 |
サンプリング音源 | 実際のギターの音を一つ一つ録音(サンプリング)し、再生する方式。 | ・録音された本物の音なので、非常にリアルで高品位。・スライドノイズやピッキングハーモニクスなど、生演奏特有のニュアンスが豊か。 | ・膨大な録音データを収録するため、ストレージ容量を大きく消費する。・録音されていない奏法は原理的に再現できないため、表現の自由度は低い。 | 生演奏のようなリアリティを追求したい場合。アコースティックギターの繊細な表現など。 |
物理モデリング音源 | 弦の振動やボディの共鳴などを物理演算によってシミュレートし、音を合成する方式。 | ・データ容量が非常に軽い。・弦の太さやピックの材質など、物理的なパラメータを自由に変更でき、音作りの幅が広い。 | ・演算処理にCPUパワーを要求する。・サウンドがやや人工的、デジタル的になる傾向がある。 | 実験的な音作りや、既存のギターサウンドにとらわれない新しい音を求める場合。 |
「打ち込みは面倒くさい」を解決!パターン演奏機能の重要性

ギターという楽器の表現力は非常に豊かで、それをDTMの打ち込みでゼロから再現するのは非常に根気がいる作業です。特にコードストロークやアルペジオ、リフなどをリアルに打ち込むのは至難の業であり、多くの人が「打ち込みは面倒くさい」と感じる大きな原因となっています。
しかし、近年の高機能なギター音源ソフトには、この問題を解決するための強力な機能が搭載されています。それが「パターン演奏機能」や「Strummer(ストラマー)機能」です。これは、プロのギタリストが演奏した膨大な量のフレーズやストロークパターンがあらかじめ収録されており、鍵盤でコードを押さえるだけで、まるで本物のギタリストが演奏しているかのようなリアルなバッキングを自動で生成してくれるという優れものです。
この機能を使えば、面倒な打ち込み作業から解放され、作曲というクリエイティブな作業により集中することができます。ソフトを選ぶ際には、どのようなパターンがどれくらい収録されているか、またその操作性は直感的か、といった点を確認することが非常に重要です。
ファンキーな「カッティング」をリアルに再現するソフトの条件

楽曲にグルーヴと躍動感を与えるギター奏法の代表格が「カッティング」です。16ビートのファンキーな楽曲はもちろん、ポップスやロックにおいても、キレのあるカッティングは楽曲の完成度を大きく左右します。しかし、このカッティングのニュアンスをDTMで再現するのは非常に難しいとされています。
なぜなら、単に音を短く切るだけでは、あの独特のグルーヴは生まれないからです。リアルなカッティングには、弦を弾く音だけでなく、ブラッシング音(ミュートした弦を擦る音)やゴーストノート(実音ではないパーカッシブな音)が絶妙なタイミングで混ざり合っています。そのため、質の高いギター音源ソフトは、これらのカッティング特有のアーティキュレーション(奏法)をどれだけリアルに、そして簡単にコントロールできるかが重要になります。
具体的には、キースイッチ(鍵盤の特定のキーで奏法を切り替える機能)で瞬時にブラッシング音を挿入できたり、ベロシティ(鍵盤を叩く強さ)によってゴーストノートのニュアンスを変化させられたりするソフトを選ぶと、驚くほど生々しいカッティングが実現できます。
制作したい音楽「ジャンル」に合わせたおすすめの選び方

ギター音源ソフトは、それぞれに得意な音楽ジャンルが存在します。例えば、伝説的なヴィンテージギターのサウンドを再現することに特化したソフトもあれば、モダンなヘヴィメタルの分厚いディストーションサウンドを得意とするソフトもあります。そのため、自分が制作したい音楽ジャンルを明確にし、それに最適なソフトを選ぶことが非常に重要です。
もしあなたがジャズやフュージョン系の楽曲を作りたいのであれば、クリーンで繊細な表現力を持つセミアコースティックギターの音源が必要になるでしょう。一方で、攻撃的なメタルリフを打ち込みたいのであれば、ドロップチューニングに対応し、深く歪ませても音の芯が崩れないラウド系に特化した音源が不可欠です。
この記事の後半で紹介するおすすめランキングでは、各ソフトがどのジャンルを得意としているかを詳しく解説していますが、購入前には公式サイトのデモ音源などを必ずチェックし、自分の求めるサウンドと合致しているかを確認する作業を怠らないようにしましょう。万能型のソフトも存在しますが、特定のジャンルに特化した音源は、その分野において圧倒的なクオリティを発揮することが多いのです。
ミックスで差がつくギターの重要「帯域」と音作り

ギターは非常に広い周波数帯域を持つ楽器であり、楽曲全体のサウンドを左右する重要な役割を担っています。せっかくリアルなギター音源を手に入れても、他の楽器との棲み分け、つまりミックスがうまくいかないと、音がこもって聞こえたり、逆に浮いてしまったりします。ギターのサウンドをオケの中で効果的に響かせるためには、その「帯域」を理解することが不可欠です。
例えば、ギターの「おいしい」とされる中音域をしっかり出すことでサウンドに厚みと存在感が生まれますが、ボーカルや他の楽器と帯域が被ると、音が濁る原因になります。逆に、高音域をコントロールすることで、サウンドにきらびやかさやエッジを加えることができます。質の高いギター音源ソフトには、アンプシミュレーターやイコライザー(EQ)といった音作り機能が内蔵されていることが多く、これらを活用して積極的に音作りをすることが推奨されます。ギターの各帯域がサウンドにどのような影響を与えるかを理解し、他の楽器とのバランスを考えながら音作りをすることで、ミックス全体のクオリティが飛躍的に向上します。
帯域 | 周波数の目安 | サウンドへの影響 | 調整のポイント |
超低域 | ~80Hz | ほとんど含まれない。他の楽器(ベース、キック)の帯域。 | 基本的にはハイパスフィルターでカットし、低音域をスッキリさせる。 |
低域~低中域 | 80Hz~300Hz | 音の太さ、厚み、ボディの鳴り。 | ブーストしすぎると音がこもり、他の楽器とぶつかりやすい。必要に応じて少しカットすると抜けが良くなる。 |
中域 | 300Hz~2kHz | ギターの最も重要な帯域。音の芯、存在感、キャラクター。 | ボーカルと被りやすい帯域。EQで少しカットするとボーカルが聴きやすくなる。逆に少しブーストすると前に出てくる。 |
中高域 | 2kHz~5kHz | アタック感、ピッキングのニュアンス、音の輪郭、プレゼンス。 | ブーストするとサウンドが明るくなり、抜けが良くなる。上げすぎると耳に痛いサウンドになるので注意。 |
高域 | 5kHz~ | きらびやかさ、空気感、エアー感。 | アコースティックギターのきらびやかさを出すのに重要。上げすぎるとノイズが目立ったり、シャリシャリした音になる。 |
DTMで定番!ギタリスト絶賛のおすすめギター音源ソフトランキング6選
- Ample Sound「AMPLE GUITAR」|あらゆるジャンルに対応する万能選手
- Native Instruments「SESSION GUITARIST」|即戦力のフレーズが満載
- VIR2「ELECTRI6ITY」|伝説的なエレキギターサウンドを再現
- IMPACT SOUNDWORKS「SHREDDAGE」|メタル・ロック特化型の重厚サウンド
- UJAM「Virtual Guitarist」|初心者でも簡単な操作性が魅力
- Prominy「Hummingbird」|アコギ音源の金字塔!リアルな表現力
ここからは、いよいよDTMで定番となっている、プロのクリエイターからも絶大な支持を集めるおすすめのギター音源ソフトを、具体的な特徴とともにランキング形式で詳しく紹介していきます。リアリティ、操作性、得意なジャンルなど、さまざまな観点から厳選した珠玉のラインナップです。
この記事を参考にすれば、あなたの楽曲制作を次のステージへと導く、最高のパートナーが見つかるはずです。それぞれのソフトが持つ個性と魅力を比較しながら、じっくりとご覧ください。
製品名 | 開発元 | 特徴 | 得意なジャンル | こんな人におすすめ |
AMPLE GUITAR シリーズ | Ample Sound | 圧倒的なリアルさと表現力、高機能なStrummerモード | ポップス、ロック、ファンク、アコースティック | 打ち込みでも一切妥協したくない本格派 |
SESSION GUITARIST シリーズ | Native Instruments | 膨大な量の即戦力パターン、直感的な操作性 | ポップス、ファンク、ロック、R&B | ギターが弾けなくても素早く高品質なバッキングが欲しい人 |
ELECTRI6ITY | VIR2 | 8種類の伝説的ギターを網羅、圧倒的サンプリング量 | ロック、ブルース、ジャズ、フュージョン | ギターの歴史的名機のサウンドを忠実に再現したい人 |
SHREDDAGE シリーズ | Impact Soundworks | メタル、ジェントに完全特化、ドロップチューニング対応 | ヘヴィメタル、ジェント、ハードロック | とにかくヘヴィで攻撃的なギターサウンドを求める人 |
Virtual Guitarist シリーズ | UJAM | 非常にシンプルな操作性、コードを指定するだけ | ポップス、EDM、ロック | DTM初心者、ギターの知識があまりない作曲家 |
Hummingbird | Prominy | アコースティックギターの表現力を極限まで追求 | フォーク、ポップス、カントリー、バラード | 究極にリアルなアコースティックギターサウンドが欲しい人 |
1位 Ample Sound「AMPLE GUITAR」|あらゆるジャンルに対応する万能選手
Ample Sound社の「AMPLE GUITAR」シリーズは、数あるギター音源ソフトの中でも、リアリティと機能性の両面で最高峰に位置する製品の一つとして世界中のDTMクリエイターから絶大な支持を受けています。このソフトの最大の特徴は、その圧倒的な表現力にあります。
ハンマリング・オン、プリング・オフ、スライド、ハーモニクスといったギター特有のアーティキュレーションが驚くほど自然に再現され、まるで本物のギタリストが演奏しているかのような錯覚に陥るほどです。特に高く評価されているのが「Strummer」モードです。この機能を使えば、200種類以上ものコードタイプを認識し、あらかじめ用意された豊富なストロークパターンを割り当てるだけで、非常に人間味のあるリアルなコードバッキングを簡単に作成することができます。
さらに、ユーザーがオリジナルのパターンを作成することも可能で、その自由度の高さも魅力です。レスポールやストラトキャスター、アコースティックギターなど、豊富なモデルがラインナップされており、ポップスからロック、ファンクまで、あらゆる音楽ジャンルに高いレベルで対応できる万能性は、まさに「AMPLE GUITAR」は、DTM用ギター音源の決定版と呼ぶにふさわしい存在です。
2位 Native Instruments「SESSION GUITARIST」|即戦力のフレーズが満載
Native Instruments社の「SESSION GUITARIST」シリーズは、「とにかく素早く、高品質なギターパートを作りたい」というニーズに応えるために開発された、非常に実践的なギター音源ソフトです。このソフトのコンセプトは「セッションギタリストをDAWの中に常駐させる」というもので、その名の通り、プロのギタリストが演奏した膨大な量の高品質なフレーズやリフ、ストロークパターンがプリセットとして収録されています。
ユーザーは鍵盤でコードを指定し、キースイッチでパターンを選択するだけで、即座に楽曲にマッチしたグルーヴィーなギターバッキングが完成します。複雑な打ち込み作業は一切不要で、作曲のアイディア出しから本格的な楽曲制作まで、あらゆる場面で制作スピードを劇的に向上させてくれるでしょう。
特にファンキーなカッティングや軽快なアルペジオのクオリティは特筆もので、多くのヒット曲でも実際に使用されています。ギターが弾けないDTMクリエイターや、タイトなスケジュールで楽曲を制作する必要があるプロの作曲家にとって、「SESSION GUITARIST」は、これほど心強い味方はいないと言える、おすすめのソフトです。
3位 VIR2「ELECTRI6ITY」|伝説的なエレキギターサウンドを再現
2010年のリリース以来、今なお多くのプロフェッショナルから「最もリアルなエレキギター音源」の一つとして語り継がれている伝説的なソフトが、VIR2社の「ELECTRI6ITY」です。
この音源の凄みは、その圧倒的なサンプリング量にあります。ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール、P90、リッケンバッカー、ダンエレクトロ、ES-335、L4という、音楽の歴史を彩ってきた8種類もの伝説的なエレキギターを、DI(ダイレクト)サウンドとアンプサウンドの両方で、考えられるほぼ全ての奏法、ダイナミクス、バリエーションを網羅してレコーディングしています。
その総容量は24GBにも及び、ピッキングのニュアンス、弦のノイズ、フィードバックに至るまで、生演奏のあらゆる側面が驚異的な解像度でキャプチャーされています。
他の追随を許さないほどのリアリティと生々しさを誇ります。操作にはある程度の習熟が必要ですが、時間をかけて丁寧に打ち込むことで、もはや本物の演奏と区別がつかないレベルのギタートラックを作成することが可能です。時代を超えて愛される王道のギターサウンドを、「ELECTRI6ITY」は、自身のDTM環境で忠実に再現したいと願う全てのクリエイターにおすすめします。
4位 IMPACT SOUNDWORKS「SHREDDAGE」|メタル・ロック特化型の重厚サウンド
モダンなヘヴィメタルやジェント、ハードロックといった、攻撃的で重厚なギターサウンドを求めるなら、Impact Soundworks社の「SHREDDAGE」シリーズの右に出るものはありません。このソフトは、ラウド系ミュージックの制作に完璧に特化して開発されており、そのサウンドはまさに圧巻の一言です。深く歪ませても音の芯が全くブレないタイトなサウンド、ザクザクと刻むのに最適な鋭いアタック感、そしてドロップCやそれ以下のダウンチューニングにも完全対応している点が最大の特徴です。
一般的なギター音源では再現が難しい、現代的なメタルコアやジェントで多用される複雑なリフやDjentスタイルのフレーズも、このSHREDDAGEを使えばいとも簡単に作り出すことができます。特に低音弦をミュートして刻む「Djent」奏法の再現度は驚異的で、多くのメタル系クリエイターから絶大な信頼を得ています。
内蔵されたアンプシミュレーターやエフェクトもメタルサウンドに最適化されており、このソフト一つでミックスにそのまま使える強力なギターサウンドが完成します。ラウドでアグレッシブな楽曲を作るなら、「SHREDDAGE」は、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
5位 UJAM「Virtual Guitarist」|初心者でも簡単な操作性が魅力
「複雑な機能は要らないから、とにかく簡単に良い音のギターを入れたい」。そんなDTM初心者や、ギターの専門知識がない作曲家のために開発されたのが、UJAM社の「Virtual Guitarist」シリーズです。このソフトのコンセプトは「究極のシンプルさ」にあります。
ユーザーが行う操作は、基本的にDAWのトラックに立ち上げて、コードを打ち込むだけ。あとは内蔵された膨大なスタイルやフレーズから好きなものを選ぶだけで、自動的にクオリティの高いギター演奏が生成されます。ギターのボイシングや複雑な奏法について全く知らなくても、まるで熟練のギタリストが演奏してくれたかのような自然なバッキングパートが瞬時に完成します。操作画面も非常に直感的で分かりやすく、難しい設定に頭を悩ませる必要は一切ありません。
クリーンなアルペジオが得意なモデル、パワフルなロックリフが得意なモデルなど、複数のキャラクターがラインナップされているため、作りたいジャンルに合わせて選ぶことができます。楽曲制作のハードルを大きく下げ、作曲の楽しさを教えてくれる、まさに「Virtual Guitarist」は、入門用に最適なおすすめソフトです。
6位 Prominy「Hummingbird」|アコギ音源の金字塔!リアルな表現力
エレキギター音源もさることながら、アコースティックギターの打ち込みはさらにリアリティを出すのが難しいとされています。その繊細な響きや、指が弦に触れる微かなノイズ、ボディの共鳴といった要素を再現するのは至難の業です。
そんなアコースティックギター音源の中で、世界中のプロから「金字塔」と称賛されているのが、日本のデベロッパーProminyが開発した「Hummingbird」です。伝説的なアコースティックギターGibson Hummingbirdを、約80GBという驚異的な容量でサンプリング。フィンガーピッキング、ストローク、アルペジオなど、あらゆる奏法を網羅し、そのサウンドはもはや実物と聴き分けが不可能なレベルに達しています。
特に、弦を押さえる指のポジションを自動で計算し、最も自然な響きで演奏する「Auto Stroke Detection」機能や、リアルタイムで奏法を切り替えられる豊富なキースイッチは、打ち込みとは思えないほどの生々しい人間的なグルーヴを生み出します。
価格は他の音源に比べて高価ですが、その価値は十分にあります。本気でリアルなアコースティックギターサウンドをDTMで実現したいなら、「Hummingbird」は、これ以上の選択肢は存在しないと言っても過言ではありません。
【総括】DTMで使うべきギター音源ソフトはこれ!最新おすすめランキング7選のまとめ
この記事では、DTMのクオリティを劇的に向上させる、おすすめのギター音源ソフトをランキング形式でご紹介してきました。最後に、今回の内容を10個のポイントにまとめておきましょう。
- 1. 音源選びの第一歩は「種類」の理解から: リアルさ重視なら「サンプリング音源」、音作りの自由度なら「物理モデリング音源」という基本を押さえましょう。
- 2. 「打ち込みが面倒くさい」は過去の話: 最新ソフトの「パターン演奏機能」を活用すれば、作業効率が飛躍的にアップします。
- 3. リアルな「カッティング」の鍵: ブラッシング音やゴーストノートを簡単に再現できるソフトを選ぶのが重要です。
- 4. 自分の「ジャンル」に特化したソフトを選ぶ: 万能型も良いですが、特化型ソフトはその分野で圧倒的なクオリティを発揮します。
- 5. 「帯域」を意識した音作りがプロへの近道: ギターの美味しい帯域を理解し、ミックスで他の楽器と棲み分けることで楽曲全体の完成度が上がります。
- 6. 迷ったら万能型のAmple Sound「AMPLE GUITAR」: あらゆるジャンルに高次元で対応できる、DTMギター音源の王道です。
- 7. 速さを求めるならNative Instruments「SESSION GUITARIST」: 即戦力のフレーズが豊富で、作曲の強力なパートナーになります。
- 8. 究極のリアルを求めるならProminy「Hummingbird」(アコギ)やVIR2「ELECTRI6ITY」(エレキ): 打ち込みの常識を覆すほどの生々しさを手に入れられます。
- 9. メタルならIMPACT SOUNDWORKS「SHREDDAGE」一択: ヘヴィで攻撃的なサウンドを求めるなら、これ以上の選択肢はありません。
- 10. 最終的な決め手は「デモ音源」: 購入前には必ず公式サイトのデモサウンドを聴き、自分のイメージと合っているかを確認しましょう。
あなたのDTMライフを豊かにする最高のギター音源ソフトは、あなたの音楽制作における強力な武器となります。このおすすめランキングを参考に、ぜひ理想の一本を見つけてください。