其の六 DTM初心者に最適なMIDIキーボードの選び方とおすすめランキングモデル8選

DTMに最適な MIDIキーボードの選び方とおすすめモデル8選

私がマウスでのポチポチ打ち込みに限界を感じていた頃、25鍵の小さなキーボードを買ったことが制作スタイルを変えました。ピアノが弾けなくてもいい。鍵盤を叩いて音を探すという「楽器的なアプローチ」が加わるだけで、メロディの質が驚くほど変わります。

「自分にはまだ早い」と思っている方にこそ使ってほしい。私が実際に25鍵→61鍵と使ってきた経験をもとに、サイズ感や機能の違いを解説します。

DTMを始めたばかりの方は「MIDIキーボードって本当に必要?」と思うかもしれません。結論から言うと、あるとないとでは作業効率がまったく違います。パソコンのキーボードで一音ずつ打ち込むのと違い、リアルタイムで演奏しながらフレーズを入力できるので、細かなニュアンスが出しやすくなります。

MIDIキーボードを使うには対応したDAWソフトが必要です。まだ決めていない方はこちら。 ▶ DTM初心者向けDAWソフトのおすすめ比較

MIDIキーボードの鍵盤数の違い


鍵盤数は25鍵・32〜37鍵・49鍵・61鍵・88鍵と幅があり、それぞれ特徴が異なります。多いほど音域は広がりますが、サイズも大きくなります。

25鍵

最もコンパクトで軽量。外出先や狭いスペースに向いています。簡単なメロディやコード入力なら十分で、アイデアスケッチ用として一台持っておくのもありです。私も最初は25鍵から始めました。

25鍵

32~37鍵

ベースラインからメロディまで一通りカバーできる鍵盤数です。自宅制作がメインで、ある程度の表現力を求める方に向いています。

32~37鍵

49鍵

携帯性と演奏性のバランスが良く、初心者から中級者まで幅広く選ばれるサイズです。小規模なライブでも扱いやすく、最初の「本格的な一台」として選ばれることが多いです。

49鍵

61鍵

両手で複雑なフレーズやコードを弾けるようになり、表現の幅が広がります。私が今使っているのもこのサイズです。

61鍵

88鍵

フルサイズピアノと同じ鍵盤数。ピアノ経験者や本格的な演奏表現を追求したい方向けです。重量と設置スペースは必要ですが、演奏の細かいニュアンスを活かしたい場面では唯一無二です。

88鍵

DTM中心に使うなら49鍵か61鍵が現実的な選択肢です。演奏の幅を確保しながら、場所も取りすぎない。


MIDIキーボード鍵盤サイズの違い

鍵盤のサイズとタッチ感は、演奏のしやすさに直結します。

フルサイズ鍵盤

一般的なピアノと同じサイズで、指の動きが自然にできるため長時間の演奏にも向いています。ピアノ経験者なら違和感なく使えます。

項目サイズ
白鍵の幅(1鍵)約22.5mm程度
白鍵の長さ約150mm前後
黒鍵の幅約9〜10mm
鍵盤数(88鍵時の幅)約122cm
フルサイズ鍵盤

ミニ鍵盤

ミニ鍵盤 幅も奥行きも小さく設計されており、軽量で持ち運びに便利です。複雑な演奏には少し不向きですが、省スペースと手軽さを優先するなら十分な機能を持っています。

項目サイズ
白鍵の幅(1鍵)約16〜18mm
白鍵の長さ約100〜130mm
黒鍵の幅約6〜8mm
鍵盤数(88鍵時の幅)約100〜110cm
ミニ鍵盤

MIDIキーボードタッチ感の違い

MIDIキーボードタッチ感の違い

次に「タッチ感」ですが、これは鍵盤を押したときの重さや反発の感覚を指します。

ライトウェイト

軽い力で押せるタイプ。打ち込み中心のDTMには特に向いています。長時間の作業でも疲れにくいのが利点です。

セミウェイト

軽さと重さのバランスが良い中間タイプ。初心者から中級者まで幅広く使いやすく、迷ったらこれを選んでおけば外しません。

フルウェイト(ハンマーアクション

ピアノの鍵盤に近い重さ。ピアノ演奏の経験がある方や、クラシック・ジャズ系の制作をしたい方向けです。


MIDIキーボードの便利な追加オプション機能

MIDIキーボード便利な追加機能

現代のMIDIキーボードには、制作を効率化し表現の幅を広げるための便利な機能が多数搭載されています。

コントローラー搭載

ノブやフェーダーが付いており、DAWの音量やエフェクトをマウスなしで操作できます。制作フローがスムーズになります。

MIDIパッド搭載

ドラムの打ち込みやサンプルトリガーに使えるパッドです。ベロシティ感度対応のものが多く、強弱の表現も可能です。

Bluetooth対応

ケーブルなしで接続できるため、デスク周りがすっきりします。スマートフォンやタブレットとの連携も手軽です。

オーディオインターフェース内蔵

MIDI信号だけでなく音声入出力も一体化したモデルです。配線がシンプルになり、省スペースで使えます。

DTMに最適なMIDIキーボードおすすめランキングモデル8選

1位  M-AUDIO Keystation 61

M-AUDIO Keystation 61は61鍵のフルサイズセミウェイト鍵盤を搭載したMIDIキーボードで、シンプルな設計ながら幅広いDAWに対応します。音楽制作初心者から中級者まで使いやすく、安定した演奏感が魅力です。USB接続による低遅延で快適な演奏が可能。コストパフォーマンスに優れ、デスクトップ環境からライブパフォーマンスまで幅広いシーンで活躍します。鍵盤のタッチ感は程よく、長時間の演奏でも疲れにくいのも特徴です。

M-AUDIO Keystation 61
鍵盤数61鍵
鍵盤サイズフルサイズ
タッチ感セミウェイト
接続端子USB MIDI
寸法約1013 × 214 × 73 mm
重量約3.6 kg

初心者から中級者

2位  AKAI Professional MPK mini MK3

AKAI Professional MPK mini MK3は25鍵のミニ鍵盤を採用し、軽いタッチ感で初心者にも扱いやすい設計。加えて、8つのバックライト付きパッドや8つのノブを搭載し、ドラムやサンプルの打ち込みがしやすいのが特徴です。コンパクトなボディに多機能を詰め込み、モバイルや自宅制作に最適。USBバスパワーで手軽に接続でき、幅広いDAWに対応しています。初めてのMIDIキーボードとしてもおすすめのモデルです。

AKAI Professional MPK mini MK3
鍵盤数25鍵
鍵盤サイズミニ鍵盤
タッチ感ライトウェイト
コントローラー8パッド、8ノブ
接続端子USB MIDI
寸法約305 × 195 × 58 mm
重量約1.2 kg

AKAI!!

3位  NOVATION Launchkey 49

NOVATION Launchkey 49は49鍵のフルサイズ鍵盤にセミウェイトを採用し、快適な演奏性を実現。Ableton Liveとの連携に優れており、ライブパフォーマンスや制作を強力にサポートします。16個のRGBバックライト付きパッドや8つのノブ、スライダーを備え、多彩なコントロールが可能です。USBバスパワー駆動で持ち運びも楽。DAWの操作を直感的に行えるため、ライブやスタジオでの使用に適しています。

NOVATION Launchkey 49
鍵盤数49鍵
鍵盤サイズフルサイズ
タッチ感セミウェイト
コントローラー16パッド、8ノブ
接続端子USB MIDI
寸法約790 × 253 × 58 mm
重量約3.5 kg

USBバスパワー駆動

4位  NOVATION FLKEY 37

NOVATION FLKEY 37は37鍵のフルサイズセミウェイト鍵盤を持ち、FL Studioユーザーのために設計されたMIDIキーボードです。ソフトとの高い互換性で操作性が優れており、パフォーマンスと制作効率を向上させます。16個のバックライト付きパッドやノブも搭載し、リアルタイムの操作も快適。USBバスパワーで接続も簡単。FL Studioに特化した設計のため、使い勝手の良さが魅力のモデルです。

私自身FLstudioユーザーなので、このFLKEY 37の統合度の高さは気になっていました。DAWとキーボードが最初から噛み合っているというのは、設定で時間を溶かしてきた身としては素直に羨ましいです。

NOVATION FLKEY 37
鍵盤数37鍵
鍵盤サイズフルサイズ
タッチ感セミウェイト
コントローラー16パッド、8ノブ
接続端子USB MIDI
寸法約620 × 253 × 58 mm
重量約2.5 kg

FL Studioに特化

5位  Native Instruments KOMPLETE KONTROL A49

Native Instruments KOMPLETE KONTROL A49は49鍵のフルサイズセミウェイト鍵盤を備え、NKS規格対応により対応音源の操作を直感的に行えます。プロの音源制作に適した高い表現力と操作性を持ち、画面上のソフトを手元でスムーズにコントロール可能。USBバスパワー駆動で配線もシンプル。幅広い音源に対応しており、制作のスピードアップやクリエイティブな作業に役立つモデルです。

Native Instruments KOMPLETE KONTROL A49
鍵盤数49鍵
鍵盤サイズフルサイズ
タッチ感セミウェイト
対応規格NKS対応
接続端子USB MIDI
寸法約790 × 252 × 55 mm
重量約3.2 kg

プロの音源制作

6位  KORG microKEY 37

KORG microKEY 37は37鍵のミニ鍵盤を持ち、軽量かつコンパクトな設計が特徴。ライトなタッチ感で持ち運びに便利です。USB MIDI接続に加え、Bluetoothモデルも用意されており、iOSやPCとの接続が柔軟に行えます。外出先やライブでのモバイル制作に最適で、コンパクトながらしっかりとした鍵盤感触も魅力。省スペースで扱いやすい人気モデルです。

KORG microKEY 37
鍵盤数37鍵
鍵盤サイズミニ鍵盤
タッチ感ライトウェイト
接続方式USB MIDI、Bluetooth
寸法約553 × 163 × 57 mm
重量約1.4 kg

省スペース

7位  ARTURIA MiniLab 3

ARTURIA MiniLab 3は25鍵のミニ鍵盤を採用し、ライトウェイトで扱いやすいMIDIキーボード。豊富なソフト音源バンドルが付属し、初心者でもすぐに音楽制作を始められます。デザイン性も高く、スタイリッシュな外観が魅力。16個のバックライト付きパッドと16ノブを装備し、多彩なコントロールが可能。USBバスパワーでコンパクトかつ高機能、初心者から中級者におすすめのモデルです。

ARTURIA MiniLab 3
鍵盤数25鍵
鍵盤サイズミニ鍵盤
タッチ感ライトウェイト
コントローラー16パッド、16ノブ
接続端子USB MIDI
寸法約303 × 190 × 55 mm
重量約1.5 kg

コンパクトかつ高機能

8位  IK Multimedia iRig Keys 2

IK Multimedia iRig Keys 2は37鍵のフルサイズ鍵盤を搭載し、ライトウェイトで携帯性に優れています。Lightning接続でiPhoneやiPadにも対応し、モバイルDTMに最適。USB MIDI接続も可能で、様々なデバイスで使用できます。コンパクトながら豊富なコントローラーを搭載し、外出先やライブでも快適な演奏環境を提供。初心者からプロまで幅広く支持されるモデルです。

IK Multimedia iRig Keys 2
鍵盤数37鍵
鍵盤サイズフルサイズ
タッチ感ライトウェイト
接続端子USB MIDI、Lightning
寸法約600 × 205 × 45 mm
重量約1.3 kg

初心者からプロまで

著者が、MIDIキーボードおすすめランキングから選んだものは?そのときの逸話も、、、、

🤣著者は、AKAI Professional MPK mini MK3をしばらく使用していたんですが、息子に貸していたら、いつの間にか売却されていて、息子のコズカイになっていた苦い経験があります🤣


で、自分の使用用途でMK3では少し小さく感じていたのでM-AUDIO Keystation 61を購入。丁度よい大きさで扱いやすいし、見た目がプロっぽいのでモチベーションも上がってます

DTM初心者のMIDIキーボードまとめ

M-AUDIO Keystation 61を選んだ理由。

MIDIキーボードは鍵盤数・サイズ・タッチ感・追加機能の組み合わせで選びます。DTM中心に使うなら49鍵か61鍵のセミウェイトが現実的な出発点です。私は25鍵から始めて今は61鍵を使っていますが、鍵盤数が増えたことで演奏の幅だけでなく制作のテンションも変わりました。最初から正解を選ぼうとしなくていい。使いながら自分に合うサイズが見えてきます。

MIDIキーボードと一緒に音楽理論を学ぶと上達が格段に速くなります。 ▶ DTM作曲に役立つ音楽理論の完全ガイド

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